
8月1日 水曜日 曇り時々雨 28℃-33℃
香港も今は真夏ですが、日本よりは過ごしやすいかもしれないですね。
不動産購入リアル体験記のつづきは次に書くとして、今日は子供の痔についてのお話です。
今日は仕事ではなく、2ヶ月前に上海から香港に引っ越してきた幼なじみのお手伝いとして緊急で病院に行ってきました。
彼女には4歳の息子がいます。彼女は中国人ですが、いまいち香港の病院システムが分からないらしく、時々相談の電話が入ります。
(以下今日の日記は彼女の許可をもらって書いてます。)
今朝、彼女の息子がトイレで排便した後「おしりが痛い」と訴えてきたそうです。
お尻を確認したら、肛門の外側にたまごボーロより少し小さ目のできものがありました。
実は、この男の子、以前も血便がでたため、近くの病院で診てもらったことがありました。
その時は「便が硬いため肛門が裂けたのでしょう。」という診断結果で、塗り薬と便を柔らかくする飲み薬を処方されました。
しかし、さすがに今日のこの症状は「痔」ではないかと思い友達はすぐ「専門医に診てもらいたい。」と私に電話をしてきました。
子供の痔は何科に行けばいいかというと通常は「小児外科」に行きます。
しかしこの日は緊急だったため、私が時々通訳の仕事でお世話になっている旺角(モンコック)の外科クリニックに連れて行きました。
先生が診察した結果、やはり内痔核でした。
4歳児がなぜ痔主になったのかと先生に原因を聞くと、
- 普段の食生活
- 水分摂取量
- トイレの習慣
の3つの点から考えられるそうです。
しかしこの男の子は、前回の血便騒動以来、便を柔らかくするためちゃんとママの言うことを聞いて、お水もいっぱい飲むし、野菜や果物もたくさん食べるよう心掛け、便はそれほど硬くなかったそうです。
ただ、うんちの時はいつもトイレに本を持ちこみ長く座っているとのこと。
先生はすぐこの問題を指摘しました。毎日きちんと排便習慣を身に付けるのはいいことですが、便意もないのに、ずっと座って本を読むのはよくないそうです。
なぜなら便器に座ってる時の圧力は全部肛門付近に集中するので、長くその姿勢のままでいると、血液がどんどん送り込まれて痔核が育ってしまうそうなのです。
「だから、これからはトイレを速やかに済ましてから、リビングで本を読みましょうね」と先生が本人にアドバイスしました。
一生懸命マンダリン(中国語)で話そうとする先生の発音は少し分かりづらいですが、子供は何となく理解したようで、ママに明日からは早くうんちすると言っていました。
幸い、今の段階では手術の必要はなく、生活習慣を改善することが一番の治療方法となります。
痔は何となく中年のおじさんとおばさんの病気と思っていましたが、ちょっと油断すると乳幼痔(^_^;)になることもあるとは…とても勉強になりました。