
今回のジュエリーショーは大型台風22号(マンクット)の影響で、今年の3月ほど来場者は多くありませんでしたが、特に大きな問題もなく終えることができホッとしています。
ところで、皆さんはお買物で支払いをする際は何をお使いでしょうか?
キャッシュ?クレジットカード?それとも電子マネー?日本であればEdyや携帯会社提携の電子マネーでしょうか?
香港で行われるジュエリーショーで通訳をしていると、決済方法として、Alipay(支付宝・アリペイ)またはWeChat Pay(微信支付・ウィーチャットペイ)でモバイル決済を希望される中国人客がどんどん増えてきていることを肌で感じます。
要因は色々あると思いますが、ひとつには、中国では外貨持ち出しや、外貨への両替に対して厳しい規制が設けられていることが考えられると思います。
中国は人民元の外貨交換金額が一人・年間・USD5万相当と決まっています。(USD1=110円で計算して約550万円)
しかも、一回の出国につき、国外に持ち出す上限は一人USD5000相当の外貨(又は中国元なら上限2万元)となっています。(約32万円~55万円)
香港で行われるジュエリーショーは基本的に米ドルでの決済です。(香港ドルもOK)。
しかし、現金持ち出し制限がある中国人のお客さんは、現金を充分に持っていない、もしくは限られた外貨はいざという時のため取っておきたいという心理から、まずはモバイル決済は可能かどうかを聞いてくる方がとても多いです。
そういった顧客に対して、多くの企業や出展者は、Alipay(支付宝)やWeChat Pay(微信支付)などの電子マネー決済を採用してきています。
今回の依頼主様はまだモバイル決済を導入されていなかったので、残念ながら中国人のお客様を取りこぼしてしまうケースがありました。
でも今回の経験から、次回はAlipayまたはWeChat Pay決済を導入すると決意されてました。
もし、中国人客を対象に取引されるビジネスであれば、Alipay(支付宝)やWeChat Pay(微信支付)での決済を導入しておけば、お客様との取引もスムーズに行え安心ですね。
その他、メールでのコミュニケーション方法について、日本と大きく違うなと感じた点があったので、これはまた次回ブログに書いてみたいと思います。

今回のご依頼主様。うっとりするような素敵なジュエリーを数多く取り扱っていらっしゃいました。ご依頼ありがとうございました!