
最近香港の街角で選挙ポスターを時々見掛けませんか?
それは立法会の補選(補欠選挙)が行われるからです。
先日偶然にも、立候補者の一人である馮檢基(フレデリック・フォンさん)にお会いする機会がありました。
政治的なことに関しては正直言うと、誰か特別支持してる候補者もいないし、支持している政策もないのですが、中国大陸出身の私にとって、香港の選挙自体に興味があり、馮さんの選挙運動にボランティアとして参加させてもらうことにしました。
フレデリック・フォンさん(馮檢基)は香港民主派長老の一人です。かつて穏健民主派政党「民協」主席を長く務めました(既に離党)。
前立法会議員。前回の選挙で、急進的な新興勢力台頭の影響を受けて落選しましたが、今回の補選で再起を目指しています。彼の政策は草の根重視です。
主なボランティア活動の内容は、夕方のビラ配りです。
私は毎週月曜日、夕方17:45~19:45まで帰宅ラッシュの時間を狙いMTR(地下鉄)の出口でビラ配りをします。
そこで気づいたのは女性より男性のほうがビラを受け取ってくれる人が多いことです。
特に40代から60代の男性が多いと思います。
とは言っても、関心を示してくれる人は多くはなく、最初の一時間半は10人にひとりしかビラを受け取ってくれませんでした。
しかしその後、馮さん本人が現場に現れると、10人のうち8人もビラを受け取ってくれるようになりました。
中には、「お久しぶり」と親しげに話しかけたり、握手を求めたりする人もいました。

馮さんと一緒にビラ配り。
香港の政治家も芸能界のスターと似たような感じなのだなと思いました。(ファンかどうかは別として、有名な人にはとりあえず近づいてみたいという意味で…)
香港でまたひとつ貴重な経験をさせていただいて、ありがたく思っています。