
8月21日 火曜日 曇時々雨 28℃-32℃
こんにちは。香港でフリーランスの通訳をしてます、ダービー・ピンです。
今日は知っておくと便利な香港の現金入金事情を紹介します。
先日、友達と2人で食事をしていて、お会計の時にこんな会話のやりとりがありました。
2人の食事代がHKD466だったので、いつも通りHKD233ずつ割り勘にしようとした時、
友達:「あ!ごめん!財布忘れた!!!HKD233借りてもいい?今日家に帰ったらインターネットですぐ振り込むから。」
私:「別に急がなくても次会った時でいいよ。」
友達:「いや、次いつ会えるか分からないし、本当に申し訳ないからすぐ返す。HSBCの口座持ってる?」
私:「持ってない…。中国銀行の口座ならあるけど。」
友達:「うぅっ。他行宛の振込だと手数料がかかるなー。でも仕方ない!すぐ返すね。本当にごめん。」
私:「え?手数料かからない方法あるよ。」
そう、この時点で友達はインターネットバンキングでお金を振り込むという考えしかなかったようです。
もちろん、それも一つの方法ですが、今回のように同じ銀行同士でなければ手数料がかかってしまいます。
(それか小切手を切るという手もありますが、小切手帳をいつも持ち歩いているわけではないので…。)
このような場合に私が使っている方法を紹介します。
私は子供の習い事の支払いや、友達に借りたお金を返す時など、銀行での現金入金システム(デポジット)を利用しています。
現金を持って、相手が使っている銀行のカウンターに行き、入金先の口座番号を伝えお金を渡せば完了です。
ポイントは、自分の銀行ではなく、相手が使っている銀行に行かなければなりません。
例えば最初の話だと、私の友達は、中国銀行のカウンターに行き、私の口座番号を告げ「デポジットプリーズ」と言ってHKD233を銀行員に渡せばOKです。
手数料はかかりません。
香港は金融中心と呼ばれる通り、街中あちこちに銀行があるので、銀行を見つけるのはそんなに大変ではありません。
銀行のカウンターに並ぶのは時間がもったいないとか、行員と関わりたくないという場合は、入金機能付きのATMを使うと並ぶ手間も省けます。
相手の銀行のATMに行き、相手の口座番号を入力し、お金を入れるだけです。もちろん手数料は無料です。
ただ、ATMの場合多くの銀行では、入金金額の最小紙幣がHKD100になるので、端数(例えばHKD233の33の部分)を入金することはできません。
以上、知ってる人は普通に知ってるサービスなのですが、日本だと銀行で他人の口座にお金を入金することはできないし(振込はできるけど手数料がかかる)、自分の口座に入金する場合でもキャッシュカードや通帳が必要なので、日本人の友達には驚きだったようです。
ちょっと話はそれますが、クレジットカードの利用金額を銀行のカウンターで返済する場合は手数料を取られます。
手数料は銀行により違いますが、主な銀行は以下通りです。
中国銀行 HKD20
スタンダードチャータード銀行 HKD30
HSBC HKD20
大新銀行 HKD30
ここで、ちょっと褒めたいのは大新銀行の入金機です。
香港在住の多くの日本人がお持ちの大新ANAカードはこの銀行が発行しています。銀行の規模はそう大きくないため、支店の数も結構限られます。
しかし大新銀行だけは、多くの入金機が最小紙幣HKD20まで対応しているので便利です。
(他の3行は最小紙幣はHKD100)
以上、ご参考まで。